エアコンの室外機は、冷房ならば室内機が取り込んだ室内の熱を外部に排出し、暖房のときには外気の熱を使って冷媒を気化させることで室内に熱を運びます。その役割を知っていれば、室外機をどこに取り付けるのが最適なのかがわかります。取り付け位置の条件となるのが、室内機とはそれほど離れていないこと、そして、大きなファンが回転しますから、振動と音を抑えるためにも傾いてい場所よりも、平地のほうが良いです。谷間など家の立地によっては、どこも傾いているというならば、室外機の足場を工夫して水平になるように調整をしましょう。しかし、それでも、ある程度の音や振動は出てしまいますから、それが隣家まで届きにくい場所にするほうが良いです。周囲に音や振動を緩和する防音フェンスや植栽などをつくるならば、十分なスペースが必要です。
そして、前述の室外機の役割を見ればわかるように、室内の熱と外気の熱を交換することで冷房・暖房をしていくので、室外機の周辺の温度がどうなっているのかも重要なポイントです。冬場は特に問題はないのですが、夏場は暑い日差しが当たる場所だと、室外機の周辺の温度が高くなります。室内の熱を外部に排出しなければいけないのに、外気が暑すぎると熱は室外機にこもってしまいます。そうなれば、室内を冷やすことはできなくなります。それでも、無理矢理に冷やそうとすれば、エアコンはフルパワーで動かさなければいけません。運転の効率が悪くなれば、それにともなって消費する電力も多くなり、夏場の電気代は大きく跳ね上がってしまいます。夏場のことを考えると、室内をしっかりと冷やすため、そして電気代の節約をするために、室外機は日差しが強くなる南側ではなく北側に取り付けるのが最適です。2階、3階であるときも、これは同じです。しかしながら、実際には日差しのことを考えずに、ベランダに置いたり外壁や屋根に室外機戦用の金具を設置して、そこに取り付ける事が多いです。エアコンの設置を検討するとき、規定の取り付け位置だと夏場の日差しで室外機周辺が高温になりそうなら、なにか解決できる方法がないかを模索したほうが良いです。
たとえば、室内機と室外機をつなぐ配管を伸ばし、北側に取り付けるというやり方もあります。その場合には、延長をした配管の分だけ冷媒となるガスを足さなければいけません。熱を交換しやすくするということでは、通気が良いということも重要です。風が全く吹かない場所に室外機を取り付けると、そこに熱がこもってしまいます。たとえ北側に取り付けていたとして、それでは夏の行き場がなくなります。排熱は室外機の周辺スペースに影響を与えるものですが、どこか一方向だけが通気できなくなっているという状態でも影響が出ます。植栽や物置など、通気を遮る物がある場所は最適な取り付け位置とは言えません。風の通りを邪魔しているものが、撤去や移動ができるものであれば対処してから、エアコンの取付工事を頼むべきです。転校のことで言えば、雨が当たらない場所にしておくべきです。雨水は室外機を錆びさせる原因になります。錆びたままで運転をすれば故障してしまいますから、修理や買い替えが必要になります。室外機を動かしているときに気をつけるべきこととして、電磁波(高周波)があります。電磁波が発生するとラジオやwifiなどの電波を使う家電に影響を与えて、使用ができなくなります。生活をしていく中で、そういった電波干渉が起きにくい場所が最適です。家を設計するときからエアコンの室内機と室外機を取り付ける位置が決まっていることも多いですが、なんとか工夫ができるのであれば、他の取り付け位置も検討してみるべきです。
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