室内機を最適な位置に取付けると、エアコンを効率的に使えます。取付ける位置を間違うと運転の効率が下がり、電気代が割高になります。APFはエアコンの省エネ性能を表す指標で、APF値通りの効率で運転が行われていれば運転効率は良いです。最近は省エネ性能が高いエアコンが増えていますが、せっかく省エネ性能が高い商品を購入しても取付ける位置を間違うと本来の電力効率を発揮できないです。
室内機の取付けには3つの条件があり、全ての条件を満たす必要があります。条件のひとつは壁の配管穴よりも高い位置で、配管穴の方が室内機よりも上にあると水が逆流して室内機から水が漏れてしまいます。コンセントに届く位置に室内機を設置するのも条件で、専用のコンセントが必要になります。延長コードは、出火のリスクがあるので使用が禁止されています。室内機は専用コンセントにケーブルが届く範囲で設置しますが、ケーブルの長さは機種により異なります。火災報知機から離れた位置に取付けるのも条件で、室内機と火災報知機の距離が近いとエアコンの影響で火災の煙を正しく検知出来ないリスクが生まれます。本来の性能を発揮できる室内機の最適な取付け位置は、温度を下げる時の電力効率と風通しが良い位置です。
室内機の取付け位置を決めるために、まずは重要なポイントを確認します。確認するポイントは4つあり、ひとつは室内機周囲の通期スペースです。適切な通気スペースがないと電気効率が低下するので、カーテンレールや天井からは一定の間隔をあけて設置します。必要な通気スペースは機種により異なりますが、一般的な目安は5cmです。室外機と室内機の間に距離があると配管が長くなるので、室内機は室外機の近くに取付けます。部屋の温度を効率的に下げたい場合は、送風の面積を広くする必要があります。壁の短辺側に室内機を取付けると風があたる面積が増えるので、短時間で部屋の温度を下げられます。空気には性質があり、暖かい空気は天井近くに冷たい空気は足もとに溜まりますが、空気の溜まりを混ぜて部屋の温度差をなくせば、エアコンを効率的に使用できます。暖房時は床に向かって垂直に風を送り、冷房時は天井に向かって水平に風を送ると効果的です。本体の真下に障害物があると温風が足もとまで届かないので、真下に障害物がない位置に室内機を取付けます。
建物のタイプにより取付け位置は異なり、マンションの場合は取付け位置が限られていまが、多くのマンションでは室外機の取付位置と配管穴が決まっているので、中には大きな室内機を設置できない物件も存在します。マンションに住んでいてエアコンの購入を検討している場合は、事前に取付けられるサイズを確認しておきます。新築戸建ての場合はマンションとは異なり、自由に取付け位置を選択できますので、居住スペースを確認して室内機の設置場所を決め、室内機の近くに室外機を設置します。配管穴の位置を決める場合には注意が必要で、住居の設計を確認して専門家と相談しながら穴あけを行います。住宅は柱と柱を支える部材で強度を保っていますが、間違って柱の上に配管穴をあけてしまうと住宅の強度を落としてしまいます。取付け位置が決まったら、専門会社に見積もりを依頼し、冷房や暖房の効きに問題がある場合は、風通しと電力効率を確かめます。風通しに問題がある場合は、扇風機などを置いて部屋の空気を循環させます。部屋の空気を循環させると送風が部屋中に行き渡りやすくなり、効率的に部屋の温度を変えられます。電力効率に問題がある場合は、室内機や室外機の配置ミスの可能性があります。取付け位置に問題がある場合は、設置場所を変更して様子を見ます。
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